工事日報ブログ
2018.10.15
城内第一位の「蛸石」
関空へ向かう帰路にて、大阪城公園へ立ち寄ることにしました。
大阪城の虎口の石垣には、とても大きな城石が数多く見られます。写真の巨石は蛸石と呼ばれており、大阪城の石垣で最も表面積が大きいものです。あの時代に岡山から持ってきたらしく、実際に見るとその大きさに大変驚きます。
蛸石と呼ばれる所以は、正面から見て左下の表面にある茶色いシミがタコの頭のようにみえるからと言われております。
写真の方は見ず知らずの外国人さんです。なかなか避けてくれないので、写真の方のお連れと一緒に当方も撮影してしまいました・・。
人が写ると大きさがわかりやすいですね。蛸石の表面積は約36畳、重量は108トンもあるそうです。当世のクレーンで持ち上げるとしても、結構大変かもしれません。
これらの巨石は薄い板状(厚さ約75cm)に加工されており、倒れないよう裏側に敷き詰められた石垣にもたれかけさせた構造となっているらしいです。コンクリート擁壁工の「もたれ擁壁」を想像してしまいました。コンクリートと石の違いはありますが、工学的な観点からすると似たような構造なのかもしれません。(あくまで小職個人の見解です)
蛸石は大阪城の石垣の中で最大の表面積を誇る巨石です
大阪城も外国人観光客が非常に多い印象を受けました